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Rain Maker
パフォーマンス、碗、ドキュメント写真。1995-1996年。
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孤立した、器、受けとる、接する、受けとられる・・・。
夢に注目して創作の源泉とする内向的なアプローチと並行して、周囲の環境へ外向的に関わる。
ぼくがその環境をどう思うかではなくて、環境がぼくを受けとってくれるのかどうか。
旅空のもと、ぼくは異人かもしれないが、ある瞬間には、その場所と時と一体となって調和する。
雨は、祝祭である。天と地、そしてばらばらになったものを一つにし、余分なものを洗い流す。
黒い石を削って磨き、碗をつくり、いつも懐に入れて持ち歩いた。旅に出る毎に、碗を一つ作る。雨が降ってきたら懐中の碗のことを思い出し、目の前の地面に碗を置く。雨が止んだら、または碗がいっぱいになったら、飲み干す。何かを表出するのとは逆に、その時その場で出会い与えられる物を、身体を通して受けとること。受けとることで、受けとられる。かわいた地面が雨水を吸いこむように、Rain Makerは、おおきな水の循環に参入したいというぼくの渇望を潤す、恵みの雨をもたらしてくれた。
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